諫早湾干拓堤防道路 自転車散歩

諫早干拓堤防道路 自転車散歩 : 吾妻駅前→堤防道路南側起点→北側起点 9.3km
2022/05/17(火),長崎県諫早市の 「千々石ミゲル墓所」 を訪ねた帰り,寄り道して諫早湾干拓堤防道路を自転車で走りました。
- 00.0km 13h15 dep. 千々石ミゲル墓所
= 02.4km 13h24 arr. JR九州長崎本線(旧線)大草駅前
自転車折畳み収納10分
13h41 dep. 大草 280円
14h00 arr. 諫早
14h48 dep. 島原鉄道 諫早 680円
15h20 arr. 吾妻(あづま)
自転車組立10分
- 00.0km 15h30 dep. 吾妻駅前
- 01.0km 15h33 dep. 堤防道路南側分岐(国道251)
- 02.1km 15h36 dep. 南側排水門
- 05.2km 15h45 dep. 雲仙太良シーライン休憩所
- 07.9km 15h55 dep. 北側排水門
- 09.3km 16h00 arr. 堤防道路北側分岐(国道207, 折り返し)
- 13.1km 16h17 arr. 雲仙太良シーライン休憩所
休憩10分
- 13.1km 16h27 dep. 〃
- 17.3km 16h41 dep. 堤防道路南側分岐(国道251)
= 18.5km 16h45 arr. 吾妻駅前
自転車折畳み収納10分
線路横断5分
17h26 dep. 吾妻 島原鉄道 520円
17h45 arr. 多比良
自転車組立10分
- 00.0km 17h55 dep. 多比良駅「東口」前
= 00.5km 18h00 arr. 多比良港
18h10 dep. 多比良港 有明フェリー 自転車+1名 760円
18h55 arr. 長州港
- 00.0km 19h00 dep. 〃
= 01.7km 19h10 arr. 長洲駅南口駐車場
自転車折畳み積込10分
駐車場 400円
19h20 dep. 長洲駅南口前
20h10 arr. 自宅
JR九州長崎本線の諫早~長崎間はこの日乗車した単線非電化の旧線の方が明治30(1897)年開通当時のもともとの線路で,現在メインで利用されている肥前古賀経由の電化路線は昭和47(1972)年の新線となります。本年 2022/9/23 西九州新幹線の部分開業(武雄温泉~長崎)に向けて整備が進められている長崎地区の鉄道も暫くぶりに利用して車両や駅舎が見事に一新されていて驚きました。

長崎本線旧線~大村線の非電化路線を走る気動車が最新型ハイブリッド(ディーゼル発電・交流電動機駆動・蓄電池)車両 YC1 に置き換えられていたのには本当にビックリ!!! 電球色 LED 照明がイイ感じです (→)。

これとは対照的に私鉄の島原鉄道の方はガッタンゴットンというローカル線然とした乗り心地,これはこれで味があります。 びっくりポイントは島鉄の運行ダイヤが1時間に1往復のローカル線なのに国鉄(JR)と同じ「5秒刻み」の精密ダイヤであること!時間厳守の日本鉄道文化の開祖: 結城弘毅 センパイも草葉の陰でさぞやご満悦のことでしょう。
干拓地の潮受堤防は河川護岸堤防が堤の 「峰」 に道路を設けるのに対して,海とは反対の干拓地内側に一段下がったところに道路を設けます。 潮受堤防が河川護岸堤防にも増して万が一にも決壊することの無いよう様々な工夫が施されています。 潮受け堤防上の道路が河川堤防のように堤の 「峰」 に設けられていたら,万一走行中の車が海側に逸脱して堤防にダメージを与えてしまう可能性も排除できません。 まあしかし安全の代償として 「オーシャンビュー」 は諦めざるを得ませんが。

オーシャンビューは堤防道路の中間地点に設けられた 「雲仙太良シーライン休憩所」 の歩道橋に上から北側の多良岳方面,東側の有明海方面,南側の雲仙方向,西側の調整池・諫早干拓地方面の眺望を楽しみましょう。 なお休憩所以外の区間は駐車禁止となっており,堤防上に上がることも堤防の保安上禁止されているのでご用心!法に触れない範囲で楽しみましょう。

潮受堤防の南北2箇所には調整池の水位を調節するため水門が設けられています(南側:50m 幅,北側:200m 幅)。 裁判で開ける/開けないが争われている例の水門です。 しかし仮に二つの水門を全開放にしたところで潮受堤防全長 8,000m に対してたったの 250m,恐らく有効な差異を確認するには不十分でしょう。 そのことを以て諫早干拓事業が有明海の環境悪化に影響を及ぼしてはいないというつもりは毛頭ありませんが,現行の排水門を開閉することで影響の有無を確認するのは難しいと思います。 有明海の環境悪化は国営の諫早湾干拓事業が始まった平成元(1989)年のはるか以前から三池炭坑坑道海底部の崩壊や有明海自身による海底堆積助長といった複合的要因により,少しずつ汚染が進んでいったものと考えられます。 勿論その要因のひとつが国営諫早干拓事業であることは間違いないのでしょうが,それを主因と断じるに足る根拠が不十分です。 政治的駆け引きを離れて真に科学的な要因解明が必要ですね。
 
吾妻駅前→堤防道路南側分岐(国道251)→雲仙太良シーライン展望所→堤防道路北側起点(国道207)の順路(9.3km)。
↑吾妻駅前 → 堤防道路南側分岐 → 雲仙太良シーライン展望所 → 堤防道路北側起点 (9.3km) の地図がうまく表示されない場合はこのリンクをクリック
北側:多良岳を望む
↑ 北側:多良岳を望む                              
東側:有明海を望む
                                ↑ 東側:有明海を望む
南側:雲仙を望む
 ↑ 南側:雲仙を望む                                 
西側:調整池・諫早干拓を望む
                             ↑ 西側:調整池と諫早干拓を望む
諫早干拓堤防道路 自転車散歩 9.3km (28'44")                     
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